Ｎｏ１９３ 前回ご紹介しました「快楽白書２０１０」

前回ご紹介しました「快楽白書２０１０」の記事の中に、
読者体験手記「私を満たした性の悦び」がありました。
その体験手記が書かれているP２０に、
「性感マッサージ師に導かれた初めてのオーガズム体験」
という興味深い体験手記がありました。
体験者は埼玉県在住の４８歳・主婦と書かれてあります。
この記事の中には、
体験者がそのとき受けたマッサージ師の
外観、雰囲気、年齢層、本業、などの特徴が書かれていました。
私はそのマッサージ師の特徴を読んだ瞬間、
「おそらくあのお方だろう」とすぐにピンときました。(笑)
このように公の記事にマッサージ師の特徴が出ても、
読者の皆さんは、
なかなかそのマッサージ師に辿り着くことは困難でしょう。
日本中には探せばたくさんの
女性向けマッサージ師が存在しています。
しかしその多くは、
本業では普通のマッサージ、鍼灸、整体、などをしていますので、
女性向けマッサージとの関連性がわかりにくいのです。
「女性向けマッサージ」というカテゴリーは事実あるのですが、
その正体がなかなか世に出てこないのが現状です。
さらに、もし女性が女性向けマッサージを受けたとしても、
その事実が口コミにならないのが現状です。
私自身は女性向けマッサージの仕事を１０年していますが、
もちろん普通のマッサージ、鍼灸、整体、などもしています。
ここでこの業界の風俗史として知ってもらいたいことがあります。
男性にははっきりとわかる風俗産業がございます。
女性にははっきりとわかる風俗産業がございません。
女性の性的な願望の穴埋めをしてきたのは、
日本に伝統的にある「あんま指圧マッサージ」や「整体｣でした。
この事実は業界の中では当たり前の話なんですが、
口コミにもならずマスコミなども取り上げることはありません。
「知っている人は知っている」といった感じでしょうか。
このような経緯になった理由は、
女性の性的な願望を穴埋めしてくれる手段が、
色々探してみてもマッサージ以外には見当たらないのです。
女性が性的な願望を叶えるためには、
まず前段処方が必要になってきます。
つまり女性の心と体を解放させてあげなければ、
女性は性的願望の扉を開けることはありません。
女性の心と体を解放させる手段として、
私は色々な方法を模索してきましたが、
今のところ女性向けマッサージ以外には
見つからないといったお話でした。